Make Network Party 2016冬レポート
2017年1月23日 (レポート)
2016年12月4日(日)、東京都世田谷区のIID 世田谷ものづくり学校で、
9回目のものづくり交流会「MAKE NETWORK PARTY」を開催いたしました!
今回は前回約60名のご参加からさらに人数が増え、ものづくりに関わるクリエイターやパートナーの皆さんが参加してくださり、夜8時過ぎまでたっぷり「ものトーク」や「アイディアソン」、そして様々な人との交流を楽しんでいってくださいました。
では、今回はどのようなパーティーだったのか……さっそくレポートしてまいります!!!
◆「MAKE NETWORK PARTY」とは?
「MAKE NETWORK PARTY」とは、文字通り「MAKE=作る」をテーマにした大交流パーティー!
「ものづくり」という共通のテーマをもとに、普段の活動ではなかなか接点の持てないクリエイターや町工場、メーカー企業の方々との出逢いの場を作りたい。
そして交流を通じて、それぞれの世界がもっともっと広がっていったら……そんな想いから始まりました。
分野の枠を越えた出逢いは、新しい考え方や価値観、技術や知識のみでなく、実質的な支援や協力を得られたり、新たな仲間とタッグを組んで新商品・サービスの開発へと発展したりするケースも生まれてきています。
◆初の試み「モノづくりフリーマーケット」!
モノづくりフリーマーケットとは、今までの展示交流会からさらに一歩踏み込みなんと展示しているその場で商談をすることができるというMAKE NERWORK PARTY初の試みです。
この試みにより、今までよりもより具体的な商品価値をアピールでき、協力者を募ったり、また生産者との繋がりをより効果的に進めることができます。
◇-◆-キーンコーン カーンコーン-◆-◇
◆いよいよ大交流会スタート!
今回の司会は現役ラジオパーソナリティー、白濱 優子さん!
普段から喋りの仕事をしているだけあって、アナウンス力もさることながら登壇者のイイトコロを引き出すトーク力がイベントをさらに盛り立て、前回よりもパワフルなパーティーになりました!
そして、今回もおなじみのDJが登場!
運営メンバーとしてもお馴染みのMANOSHIがその独創的な感性を発揮し音楽で会場を盛り上げてくれます。
- 運営スタッフを代表して加藤太一より開会のご挨拶♬
「得意な人が得意なことをして、互いに繋がり合って補完し合って新しいものづくりをしていく手助けになればと思い、こういった交流会を開催しています。皆さん、今日は少しでも多くの人と繋がり、それぞれのものづくり活動に生かしていただけると嬉しいです。楽しんでいってください!」
- 参加者同士をマッチング!マッチングシートとフリーマケット
参加者同士の交流時に、より今後の活動へと繋がっていきやすいようにと、お名前のほかに「CAN-DOリスト」と「WANTEDリスト」なるものを記載していただきました!
「CAN-DOリスト」には、自分の得意なことやできること・やっていることを、「WANTEDリスト」には求めている人材・技術・ものなどを書いておき、パーティー中に今求めているスキルを持った方がいないか探してみましょう!ということで、前回から引き続きマッチングシートを採用しました!
- パーティー参加者限定特典!メイクネットマンションに1ヶ月無料出展
PATTY恒例の参加者企画として、今回も本会場IIDさんの一回に建設させていただきました
”メイクネットマンション”への1ヶ月無料でお好きなお部屋を貸出しを企画しました!
「メイクネットマンション」とは?
自宅で眠っている作品を少しでも長く、多くの人に見てもらえるようにと、本会場IIDさん1階に建設させていただいたマンション型展示棚です!
今回のみでなく、これまでの参加したことのある方であればどなたでも貸出対応しています!
◆今回の乾杯の音頭は??
本パーティーの協賛である
株式会社ボーンレックスの室岡さん!
「人生」をキーワードに多種多様な事業展開をしている、ボーンレックスさん。
ものづくりという一つのキーワードの元に集まった素敵な集まり、そしてなんともこのアットホームさがMake Network Partyらしい!」との挨拶とともに参加者全員で盛大に
「かんぱ~い!」
◆活動をPR!「ものトーク」の時間!
まず始めは、全参加者に対して自身のものづくり活動や事業、イベントの宣伝や紹介、これまで培ったノウハウなどを存分にアピールできる、「ものづくりトーク」、略して「ものトーク」の時間!
本パーティのメイン企画の一つでお馴染みの企画ですが、今回は少しルールが変わりました。
それは、各登壇者の持ち時間の再設定です。
・クリエイターは2分 (ノウハウ公開で+2分)
・パートナーは3分 (ノウハウ公開で+3分)
という風に時間設定を変更しました。ただし、ノウハウを公開すれば持ち時間を伸ばすことができるようにしました!
これにより、上記のように持ち時間を変更することができます!
1時間目はパートナー、2時間目にクリエイターの参加者有志の皆様に時間いっぱいPRしていただきました。
※パートナー:材料道具メーカー&シェア工房&加工サービスなどものづくりをサポートしていきたい会社など
※クリエイター:デザイナー&アーティスト&エンジニアなど新しい作品やプロダクトを作り出したい個人など
では早速、今回のプレゼンテーターをご紹介していきますよ!
◆ものトーク パートナー編
■モノづくりの新しいプラットフォーム by 加藤 太一さん
ものづくりの新しいプラットフォームを開発中とのこと。
残念ながらながら、その構想はこの会場の外ではまだ口外しないで欲しいとのことでした。
気になる方は、ぜひ直接お話を伺ってみて下さいね!
■『コミュニケーション「場」』 by 株式会社ユピア 向井 規浩さん
ポータルサイト、コミュニケーション「場」の運営を通して推進する産金学官士連携活動をされている、向井さん。
前回から参加していただき、今回もご登壇いただきました。
もう少し自由度を高めてやるために今年6月に会社設立、WEBサイトβ版がリリースとなり本格的にサービスを始動されたとのこと。
「産学連携でお困りの方は、ぜひお声がけください!」
■『株式会社安心堂』 by 丸山 幸子さん
老舗印刷業者の株式会社安心堂さんでは、その長い歴史に裏付けされた技術は印刷業界の駆け込み寺と呼ばれ、何にでも確実に印刷をすることができるそうです。
「何か印刷で困っているデザイナーさんや、メーカーの方はぜひ声を掛けてください!」
■『北三株式会社』 by 冨部さん
木材を取り扱う北三株式会社さんでは、削りクズや端材などが格安で提供することができるそうです。
木材に困ったら相談してみると良さそうですね!
あと、ウェブサイトがかなりオシャレでした!
■『有限会社黒川プラスチック工業』 by 黒川 恵一さん
創業45年のプラスチック加工工場、有限会社黒川プラスチック工業さん。
前回も参加され、今回も参加ご登壇いただきました!
そして今回は、なんとアクリル板の提供までしていただきました!
板材加工品であれば 可能な限り形にしてくれるだけでなく、一つからでも、絵やイラストでも、大量生産にも対応してくださいます。
作りたい気持ちだけでも相談に乗ってくださるそうですよ!心強い〜!
■『モノメ@メタル』 by 長谷川 美紅さん
モノメ@メタルさんでは、あらゆる原型から金属製品へとしてくれるサービスしていらっしゃるそうで、オンライン受発注し製造するという新しいクラウドファクトリーサービスとしてご紹介いただきました。
長谷川さん自身も非常にモノづくりに精通された方で、なんでも自分で作っちゃうのだとか!
■『IID 世田谷ものづくり学校』 by ディレクター 鐘居 和政さん
本会場であるIID 世田谷ものづくり学校さん内にあった、「Fablab Setagaya at IIDβ」がとうとうβが外れ「Fablab Setagaya at IID」として本格的に始動するそうです。
IIDが持つものづくりノウハウを扱うことのできる、ものづくりの拠点として素晴らしい設備となっています。
■『株式会社ボーンレックス』 by 室岡 拓也さん
「人生」をキーワードに多種多様な事業展開をしている、ボーンレックスさん。
今回も、「今人生をかけて頑張っている人、ぜひお声がけください!」とアツい気持ちをアピールされ、一緒にやっていくという強い気持ちがビシビシと伝わりました!
■『オートデスク株式会社』 by エヴァンジェリスト 藤村 祐爾さん
基本的に無料で使用することのできる話題の無料の3Dモデリングソフト、”Fusion 360”を提供している『オートデスク株式会社』。
前回はWSを行っていただきましたが、今回はFUSION360がどのようなソフト化を簡潔にご説明していただきました!が、これだけの機能を無料で使用できるFUSION360はやっぱりすごいですね!
■『PLEN Project Company』 by 富田 敦彦さん
◆ものトーク クリエイター編
■『twie tohaoie (トワイエ トワイエ)』 by 春原 純也さん
デザイナー 春原純也(スノハラ ジュンヤ)が2014年から始めたアクセサリーブランド。「真面目に可笑しなモノ作り」がコンセプト。ブランド名は、デザイナーの口癖であった「とは言え」が由来とのことでした!
現在は主に、ユーモアやウィットを意識したアクセサリーと自転車にまつわる形を意識したアクセサリーを展開中だそうで、今回展示会において展示されていました!
一個一個が細くてとっても可愛いです!
「アクセサリーに落とし込める新しい、或いは面白い素材を探しております。」
■『とりとライオン』 by 宮崎 千絵さん
おとぼけ動物工場をコンセプトに、動物雑貨の製作をしていらっしゃるクリエイターさんです!
そのものづくりコンセプトは 人の心を暖めるものづくりをめざして、羊毛フェルトの人形や、各種布小物などをなんと1点1点手作りで製作しているとのことです!
「みなとみらい ランドマークプラザ内 BUKATSUDO を拠点にワークショップなどを開催。 不定期でユザワヤ横浜店にて、店頭講習の講師としても活動しています。」
■『育児のアーティファクト』 by 前田 考歩さん
今回お子様と一緒にご登壇された前田さん。
ものづくりを行う原動力は、自身のお子様からの問いからインスピレーションが湧きモノづくりに活かすされるそうです!
「2011年と15年生まれの娘がいるプロジェクトエディターです。 子どもの「問い」と「編集力」が生きてくエネルギーで、子どもの問答や行為の観察から気づいたり学んだりしたことをブログに書き、時々プロトタイプをつくっています。お子様のためにという境遇の方や考え方の方はぜひコラボしましょう!」
■『Masaru Mizuochi』 by 水落 大さん
エンジニアとして普段は勤務されている水落さんですが、課外活動としてプロジェクションマッピング作品などを制作し、実際に町などで実演しているそうです!
今回は、街中でプロジェクションマッピングを行う際の注意点などをノウハウとしてお話いただきました。
■『Shuta Tokuda』 by 徳田 周太さん
普段はインハウスデザイナーとして、商品企画・開発に携わる徳田さん。 その傍ら、メーカーの方々とコラボしてものづくりを行っているとのことで、今回はコンペにて入賞した作品を紹介していただきました。
■『きらきライト』 by 飯島 幸太さん
本業はソフトウェアエンジニアとして活躍をされている飯島さんですが、なんと作りたいものが画面に収まりきらないということから自らCAD等を使用して、実際にプロダクトを制作してしまうという強者でした!
今回紹介していただきましたプロダクトはその名も「きらきライト」!残像で宙に文字などを出すことができるハンディライトです!
「今作っているものをクラウドファンディングに出そうと頑張っているところです。」
■『at.fab』 by ハマナカ ナオキさん
「たのしい くらしを つくる。」をスローガンを掲げ活動している建築設計に従事するデザイナーであるハマナカさん。
そんなハマナカさんですが、なんと東急大井町線/都営地下鉄浅草線 中延駅前にレーザー加工機、3Dプリンタなどを備えたデジタル・ファブリケーションのスタジオ[at.Fab (アトファブ)] を設立したとのことで、今回はその施設についてお話していただきました。
■『もりのあかりやさん / 伊豆エコビレッジ発起人』 by 並木 雄大さん
今回の展示では、多分もっとも大きい展示だったのではないでしょうか?並木さんの照明づくりは自然やアンティークをモチーフが特徴の照明を制作されているそうでとても綺麗でした。
◆みなさんお待ちかね!生まれ変わった「アイディアソン」の時間
今回生まれ変わったアイディアソンとは、参加者から提供された材料を使用してなんとプロトタイプを作ってしまおうというアイディアソンでした。
提供された材料は、様々なものがあり、本格的なアクリル板から3Dプリンターのフィラメントを巻いていたリールまで幅広く集まりました。
それぞれの得意を合わせてワイガヤで進んでいくアイディアソン!
一体どんなアイディアが出てくるのか??
Aチーム
これじゃない万華鏡
Bチーム
アップアップサイクル
Cチーム
メイークリスマス
Dチーム
アニマルモビリティ
Eチーム
MDFで野菜を育てやさい3D
Fチーム
星を編む人
◆アイディアソンアワードの発表!
全6グループから今回各賞を受賞したのはこちらの3グループ!
◎透明賞
Fチーム 星を編む人
◎シルバー賞
アニマルモビリティ
◎ゴールド賞
Eチーム MDFで野菜を育てやさい3D
◇-◆-キーンコーン カーンコーン-◆-◇
そんなこんなで第9回も無事終了!
次回もたくさんのご参加お待ちしております!